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この世界は、残酷だ。
一つの隔離された巨大な大陸が、全ての世界。
機械や魔法はあまり普及せず、あまり豊かな生活のある大陸ではなく。
海に隔たれた他の大陸には行く術がない。
船で行ける距離になく、姿は見えず、他大陸があるのかも怪しい。
そんな狭い世界は、大陸内の国同士の争いと言う形で、最悪な時代を迎える。
混乱期。
最初は小さな内乱から、それは火をくすぶるように広がった。
国と国が争い、より裕福な地位を求めた。
憎しみが争いを
争いが憎しみを。
不幸の因果が廻る。
そんな中、争いの最中に身を置くことになる、騎士としてクロスは生きることを、選んだ。
騎士は常に戦い続けなければならない。
彼は何故、そんな過酷な道を選んだのか。
それは、運命だった。
生まれながらの、運命――――。
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