∮Puppy Love
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その日の夕方。 授業を終え、一人、帰り仕度をしていると、教室にカバンを持った修二が現れた。 数名のクラスメート達が私たちの方をチラチラと見ている。修二は顔を真っ赤に染めながら、「帰るぞ」とだけ言うと、そそくさと教室を出ていってしまった。 私は「ちょっとちょっと」と大声をあげると、カバンを持って修二の跡を追った。
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