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圭人達から離れた後、こっそりテーピングを取って見る。
「えっ…嘘…
タトゥーが消えてる…」
さっきまでジクジク痛んでその存在感を知らしめていたタトゥーは跡形も無く消えていた。
その代わりとでも言うように腕には鎖があったところにナイフで切り付けたように×印のラインがあった。
「どうしたの?薮君」
「わっ!な、何でもないよ龍太郎。」
急に後ろから声を掛けられる
「あれ?薮君どうしたの?その腕の傷。」
「えっ?え、えっと…どっかで切っちゃったみたい。」
「ふーん…」
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