微笑む君を

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「…逃げるか。」 そういって中川から逃げた まぁ別にいいんだけど 最近、俺も寝不足だし… 話す元気もねぇーや あっでも中学生でも今は携帯もつ 時代か。 でも俺から聞くってないよなぁ とかいって未知から 聞くはずもないよなぁ 結局、講義にぎりぎり間に合って 適当に聞いて、塾に向かった― 受験まであと一週間だから 今日から追い込みに入る― まぁ俺はいつも通り講義をして、 また問題を解かせる― ふと、未知を見ると… 寝てる― 教室を問題をみるふりをして回る 小さな寝息をたて、 可愛い寝顔をしている そーとー疲れているみたいだ 俺は起こさず、普通に答えあわせ やら授業をした。 結局、未知は俺の授業で 起きることはなかった しかも俺の授業が最後だったのも あり、俺が起こすはめになった― 「先生~さよなら~」 ひとりひとり教室をさっていく。 「はい。さよなら~ 気をつけてな。」 未知以外の生徒が出ていき、 教室には俺と未知だけになった。 起こさなきゃと思いながら 未知に近づいたがもう少しだけ 寝顔をみていたかった。
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