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現在
「…愛流ちゃん…愛流ちゃん!!」
どこかで聞いた事のある声が私を呼んでいる…けど…
「…ムニャムニャ…あと5分…」
眠くて起きられない…
「…さっきも同じ事言ってたよ!!早く学校行かないと遅刻しちゃうよ!!」
「ン~…うるさいなぁ~」
のっそりと私は起き上がった。
「愛流ちゃん!!早くしないと遅刻!!」
ルームメイトの曽根川ひかるちゃんが、私を起こそうとあたふたしている。
「ふぇ?ちこく?」
時間を見ると、もうすぐ8時40分。
「…………」
数秒のタイムラグ……
「遅刻だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
一方学校……
「今日から教鞭とるんですね荒神(コウジン)少佐!!」
まだ20才近くなのにビシッとした女性…大和翔子(タイワショウコ)中尉が、着崩した青を基調とした軍服を着た男…荒神トワに敬礼をした。
「んっ?まぁな…」
荒神は学校のR―2とプレートがついている教室の前に立っていた。
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