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更衣室から出た二人は第5ハンガーを目指して歩いている。 「そういえば愛流ちゃん、そのペンダントとかパイロットスーツの後ろのデザインとかもそうだけど、なんで天使の羽のデザインの物が好きなの?」 ふと、ひかるが思い出したように愛流に尋ねた。 「え?あ、うん……死んだお母さんがね……似合うって言ってくれたから」 ふといつも元気いっぱいの愛流の顔に影がさした。 「あ……ごめんなさい」 「き、気にしないで!!もう何年も前の事だから!!」 愛流はまたニコッと良い笑顔を浮かべたがひかるの表情は暗い。 (えと……どうしよう) 愛流は話のネタを探すように周りを見ました。 「ん?ひ、ひかるちゃんあれ見て!!あれ」 「?何?」 ひかるは愛流が指差した方向を見る。そこには……
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