5人が本棚に入れています
本棚に追加
更衣室から出た二人は第5ハンガーを目指して歩いている。
「そういえば愛流ちゃん、そのペンダントとかパイロットスーツの後ろのデザインとかもそうだけど、なんで天使の羽のデザインの物が好きなの?」
ふと、ひかるが思い出したように愛流に尋ねた。
「え?あ、うん……死んだお母さんがね……似合うって言ってくれたから」
ふといつも元気いっぱいの愛流の顔に影がさした。
「あ……ごめんなさい」
「き、気にしないで!!もう何年も前の事だから!!」
愛流はまたニコッと良い笑顔を浮かべたがひかるの表情は暗い。
(えと……どうしよう)
愛流は話のネタを探すように周りを見ました。
「ん?ひ、ひかるちゃんあれ見て!!あれ」
「?何?」
ひかるは愛流が指差した方向を見る。そこには……
最初のコメントを投稿しよう!