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ロボットだろうか?布に隠された何かの修理を行っていた。
愛流は通路の窓に張り付くように見ながらひかるに声をかけた。
「うわ~なんだろうあれ」
「私達の乗る機体より少し大きいね」
ひかるがそう答えた。
愛流とひかるが見ていると布が少しだけ掛かってない部分が見える。
「珍しいね。愛流ちゃん機体色が紫色なんてね……愛流ちゃん?」
愛流はその機体を見つめたまま固まり凝視している。
「愛流ちゃん?愛流ちゃんどうしたの!?愛流ちゃん!!」
「……え?何か言った?」
「ううん…ずっと黙ってるからどうしたのかな?って」
ひかるが心配そうに愛流の顔を見る。
「な、なんでもないよ!!なんでも……そんな事より早く行かないと大和教官に怒られるよ!!」
愛流はひかるにそう声をかけると、走り出した。一瞬だけ紫色の機体を名残惜しそうに愛流は見つめていた。
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