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「魔導エンジンてのは、魔力で動くエンジン……そのままだな。んで、魔力ってのは一種のエネルギー体の事でな、人間も持ってるらしいが微量で、できるのはスプーンを曲げる事ぐらいしかできないんだったかな?」
最後が疑問形なのは謎だが、大方合ってるようで大和中尉も頷いている。
「で、これから君達が乗るロボット、TS-56シャルだが……」
後ろの電子黒板にロボットがでる。
「こいつは、今の主流の2人乗りだ。わかってるとは思うが、1人はロボット操作、もう1人が魔力やらの制御を行うつまり、2人のコンビネーションが必要……なんだけど」
大和中尉の方を見る。大和中尉も溜め息をついている。
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