凪くん
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凪くん
「お、おはよっ」 駐輪場で凪くんが私の目をなんとか見て言った。 「おはよーっ」 さらりと帰す返事は凪くんの挨拶とは正反対だったに違いない 彼は自転車に二つ目の鍵を厳重にかけてから、かごから重そうにみえる大きな青いスポーツバックを持ち上げた 有名スポーツブランドのロゴが光る。
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