40人が本棚に入れています
本棚に追加
巨大な台車に乗っているのは、6機の《Hooligans》。
オレたちそれぞれの身長に合わせて作ってあるようで、大きさは6通りだ。
身長の高い順に並べると、頼、オレ、野乃夏、蒼夜、紅子、深鈴の順番となる。
オレたちはそれぞれ、自分専用機の前に立ち、そのフォルムを眺めた。
流石は野乃夏、男心が解っている。
このデザインと機能を両立させた、シャープで鋭いモデリング。
こんな機械を見せられてワクワクしない男はいるまい。
だが、深鈴に着せるには、オレが助けてやらないといけないだろうな。
「さて、それでは着てみるかね?」
野乃夏がみんなを煽るように、ニヤッと笑った――――
「ちょっと待て、お前らー」
と、その瞬間。
研究室に声が響いた。
最初のコメントを投稿しよう!