第06話

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知「はぁ…はぁ…」 海斗を探し続けて10分ぐらいたった。 知「どこにいんのよ…」 もうすぐ昼休み終わっちゃう… その前に海斗見付けないと… また仲直りのチャンスを逃しちゃうと思って… あたしの今の決意が真っ白に消えてなくなってしまいそうで… どうしても、この時間中に捜し当てて仲直りしたい。 後行ってないのは…屋上?? 疲れてるけどそんなの気にせず走った。 屋上に到着してどきどきと心臓を鳴らせ扉を開けてみると… 知「…」 海斗はおろか。 ここの学校の生徒一人の姿も気配もなかった。 急に押し寄せる虚し感。 変に期待した自分が恥ずかしい。 仕方なく屋上の扉を閉めて、階段を下りる。  
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