第06話

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知「はぁ…」 もう…孤独感からため息しか出なかった。 とぼとぼと力なく歩きこんなことを考えていた。 あたし、海斗と付き合えた時すっごい嬉しかったなぁ… いや…今も嬉しいんだけど。 結果がこうなるんだったら、最初から幼なじみの頃の方がずっとマシだったかなって… 思っちゃうの。 だって幼なじみの時はずっと一緒にいて… こんな気持ちにはならなかったはずなのにって… 裏庭でキスした時は幸せで胸がいっぱいだった。 あれから数日しかたってないのに… 神様は意地悪だね… 海斗に対する色あせないこの気持ち。 ホント、呆れてため息しか出ないよ。 気付くとあたしの足は裏庭に向かって歩いて行った。  
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