第04話

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…ただいま、PM10:15。 そろそろ支度しなくちゃいけない。 重い腰を上げ制服を着だす。 これから西園さんが海斗にべたべたしている様子を見るとなると ため息しか出なかった。 知「お母さん、行ってきます…」 リビングでくつろいでいたお母さんに言ってから家を出る。 とぼとぼと学校に向かうあたしの歩幅はとても小さくて… いつも一緒に行っていた海斗が恋しい。 自転車で二人乗りしてあたしが海斗の背中に掴まって… 今思い出すと、昨日まで続いていた日課が嘘みたいだった。 そうこうしていると学校の門までに到着。 とてもとても長く感じた。 知「よしっ」 なんとなく気合いを入れて、いざ学校へ。  
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