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それを見た優麻は、さっきと打って変わっての優しい声であたしを呼んだが…
知「うっ…」
一回流れた涙は留まりを知らない。
あたしは教室に居るのが心苦しくて、優麻も無視して教室を飛び出した。
優「知帆!!」
優麻の声。
ごめんね、優麻…
着いた場所は屋上。
知「海斗のっ…馬鹿ぁー!!」
ここは人気が少ないから、思いっ切り叫んで思いっ切り泣いてやった。
人に聞かれることないし。
そう思ってたんだけど…
啓「いい声してるね。知帆ちゃん」
知「え??」
近くから聞き覚えのある声が。
知「…有岡先輩」
啓「ん、啓介でいいよ」
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