第04話

14/20
前へ
/246ページ
次へ
海斗のこと考えてるあたしは嫌い。 今は考えたくない。想いたくない。 啓「…」 無言で、何も喋らず… ただたんに頭を撫で続けてる啓介先輩。 先輩はどことなく自然で優しいオーラがある。 一緒に居るだけで心が軽くなるような…そんな落ち着けた気分になれるんだ。 そんな啓介先輩のおかげで涙も止まりかけていたのに… 啓「…泣いていいんだよ??」 この優しい言葉に…穏やかな口調に… 再度悲しみがあたしを襲った… 知「…っ…す、すみませんっ…」 啓「うん」 知「あたし、泣くつもりじゃ…っ」 啓「泣いたらすっきりするよ??」 知「っ、うーっ…」  
/246ページ

最初のコメントを投稿しよう!

751人が本棚に入れています
本棚に追加