751人が本棚に入れています
本棚に追加
泣き声を押し殺し、泣き顔を見られたくなくて顔を下に向けた。
それでも頭を撫でてくれる啓介先輩は本当に優しくて…
いけないと思いながらも、何かに頼りたいと言う軽い気持ちがあって…
先輩の見えない優しさについ甘えてしまった。
それから…
あたしからも話すことなく、啓介先輩から聞くこともなく。
ずっと…ずっと…授業が始まるチャイムが鳴るまでずっと…
泣いていた。
啓「落ち着いた??」
知「は、はいっ…すみません」
啓「目とか大丈夫??」
知「……」
啓「じゃないね」
やっと落ち着けたと思ったら目の心配が。
迷惑ばっかかけてるな…あたし…
最初のコメントを投稿しよう!