第04話

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泣き声を押し殺し、泣き顔を見られたくなくて顔を下に向けた。 それでも頭を撫でてくれる啓介先輩は本当に優しくて… いけないと思いながらも、何かに頼りたいと言う軽い気持ちがあって… 先輩の見えない優しさについ甘えてしまった。 それから… あたしからも話すことなく、啓介先輩から聞くこともなく。 ずっと…ずっと…授業が始まるチャイムが鳴るまでずっと… 泣いていた。 啓「落ち着いた??」 知「は、はいっ…すみません」 啓「目とか大丈夫??」 知「……」 啓「じゃないね」 やっと落ち着けたと思ったら目の心配が。 迷惑ばっかかけてるな…あたし…  
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