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知「あたし、ここで休んでますね…」
啓「おっサボるんだな」
いけないなぁ。
と笑って言う先輩にあたしも笑うしか出来なかった。
ここで休む。
ま、平たく言えばサボりなんだけど。
とにかくこの顔のまま教室に戻れるはずがなく…
啓介先輩にお礼を言ってから屋上のコンクリートに横になり
先輩が出て行くのを待つが…
啓「俺も寝る」
なんとあたしの横に先輩までもがねっころがった。
知「い、いいですよ。もう迷惑かけれませんから…」
上半身だけ起こし片手をぶんぶん振って全力で断る。
啓「いいのいいの。俺も授業サボりたいし」
………無駄に終わった。
俺もサボりたいまで言われたら、断ることが出来ない。
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