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「まぁ、私だから物分かりはよさそうね…?もう一人の私に話があるの…。」
そしてタバンに観客を広場から出してもらい、話し始めた。
一通り話し終えると、こっちのルッカが言った。
「なるほど、歪みね…。このテレポッドとそのマールさんが持っているペンダントが反応して歪みができると…。そうすれば、もとの時間軸に帰れるかも…知れないと…。」
「さっすが~!ルッカはあったまいいね~!じゃあ早速、私が試してみるね!」
「マール!今度こそどうなるか解らないのよ?危険よ!」
「じゃあ、誰がやるの?クロノを助けたいの!」
「解ったわ、じゃあタバンと私お願いね。」
ルッカがそう言うと、マールが転送機にペンダントを持って乗り、タバンとこっちのルッカは動力となり転送機を動かした。
ウィーンインインイン…ビリビリ…
バチーーン
マールは、反対側のテレポッドから現われた。
「へ?」
ルッカもマールも戸惑いを隠せなかった。
「やっぱりだめね…。」
こっちのルッカは、転送機がうまく作動したことでご満悦だったので、何がダメだったのかいまいちピンと来ていない様子だった。
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