☆二人のルッカ、一人のマール

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「まぁ、私だから物分かりはよさそうね…?もう一人の私に話があるの…。」 そしてタバンに観客を広場から出してもらい、話し始めた。 一通り話し終えると、こっちのルッカが言った。 「なるほど、歪みね…。このテレポッドとそのマールさんが持っているペンダントが反応して歪みができると…。そうすれば、もとの時間軸に帰れるかも…知れないと…。」 「さっすが~!ルッカはあったまいいね~!じゃあ早速、私が試してみるね!」 「マール!今度こそどうなるか解らないのよ?危険よ!」 「じゃあ、誰がやるの?クロノを助けたいの!」 「解ったわ、じゃあタバンと私お願いね。」 ルッカがそう言うと、マールが転送機にペンダントを持って乗り、タバンとこっちのルッカは動力となり転送機を動かした。 ウィーンインインイン…ビリビリ… バチーーン マールは、反対側のテレポッドから現われた。 「へ?」 ルッカもマールも戸惑いを隠せなかった。 「やっぱりだめね…。」 こっちのルッカは、転送機がうまく作動したことでご満悦だったので、何がダメだったのかいまいちピンと来ていない様子だった。
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