121人が本棚に入れています
本棚に追加
ガルディアの森に入ると異様な雰囲気だった。
「ナンダカモンスターノケハイガツヨイデスネ」
「そうね…私たちが知ってるガルディアの森とは全く違う…。」
「モンスターっていうか…私たち囲まれてない!?」
茂みや木の影に、ガルディア兵士が身を隠してルッカたちをみていた…。
「完全に包囲されたわ…。」
よく見ると、四方八方にガルディア兵士が身を潜めていた。
すると、身を潜めていた兵士たちが現われ、ルッカ達を取り囲んだ。
「何者だ!?」
「なんの用があって、この森に足を踏み入れた!?」
「お城に用があるのよ!」
ルッカは物怖じせずに、背筋を正して答えた。
「客人が来るなど、大臣から聞いておらぬ!!」
すると、マールが兵士たちの目の前まで寄ってきた。
「私はマールディアよ、お城へ通しなさい!!」
「なんだとっ!?そなたがマールディア王女と…!?」
「嘘を申すでない!!」
「こいつらを捕らえろ!!」
そうして、ルッカたちはガルディア兵に捕らえられてしまった。
しかしルッカは、簡単に城へ入ることは出来ないだろうと思っていたので、結果的に城内に簡単に入ることができた事を、心の中で喜んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!