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「クロノ……?」
「クロノが眠ってる?どう言う事?」
マールもどうしてかは解っていなかったが、クロノに会えた喜びで眠っているクロノに抱きついた。
「誰だっ!!?」
クロノは飛び起きた。
寝ている自分に女の子が突然抱きついてきたからだ。
「クロノ会いたかった!」
「ちょっ……!!」
「おい、ルッカ一体この子は誰なんだ?」
「誰ってマールよ!マール!覚えてないの?」
「覚えてるも何も、始めて会ったよ…。」
マールは、クロノに振り払われてベッドの隅に座り込む形で放られた。
マールはしゅんとしていた。
そして、今にも泣きそうだった。
「本当に覚えてないの?」
「覚えてないじゃなくて、知らないものは知らない!」
「うわぁーん!!!」
マールは、きっぱりとクロノに知らないと言われ泣きだしてしまった。
「チョットヒドクナイデショウカ?」
「なんだこいつ?ルッカのろくでもない発明品か?」
「ちょっ、ろくでもない発明品とは何よっ!!ちょっと会わない間に随分と、毒舌になったわね。」
「もういい!いきなり訳わかんねえ奴ら連れてくんなよ、ルッカ。俺は、寝るぞ!!」
そう言うとクロノは頭から布団をかぶり、そっぽを向いて再び寝てしまった。
ルッカは考えていた……。
「何か変ね……?」
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