☆クロノの目覚め

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リーネ広場に着くと、ボッシュが店を開いていた。 「あれ?おかしいわね。自分の家に戻ったはずよね?」 「そうだね。話し掛けたら、またペンダント売ってくれって言われそうだけど、とりあえず、ボッシュに話し掛けてみよう。」 マールはすたすたと走ってボッシュの所へ行ってしまった。 「ちょっと、マール!」 ルッカとロボは後を追い掛けた。 「だーめ!!このペンダントはいくら積まれても売らないから。」 「そこをなんとか……!」 ボッシュは土下座までして何度も頭を地面に叩きつけている。 そこにルッカたちが到着した。 「ちょっ!ボッシュ、みっともないマネしないでよ。」 頭を何度も叩きつけていたボッシュの動きが止まり、ルッカを見上げた。 「はて?どこかでお会いしましたかな?」 「会ってはいるけど、私の知ってるボッシュは土下座なんてしてなかったけどね。」 「はてさて?何か訳有りのようですね?ワシに何か聞きたいことがあるのかな?」 やっと、じいさんの威厳を取り戻してくれたボッシュに安心したルッカは、これまでの事を全て話した。
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