始まり

15/19
前へ
/22ページ
次へ
留美がふと彩那の方をみると顔は真っ青になり震えていた。 先生は今日の予定を言い終わるとすぐに教室から出ていった。 留美はすぐに彩那に駆け寄った。 「彩那?どしたの?」 留美の言葉にも答えずただ黙って震えていた。 「もぅほっとこーよ。」 留美が後ろを見ると明日香がいた。 奈由も言う。 「アタシらと話すのが嫌なら無理に話さなくてもいい。」 そう言うと二人は明日香の席に行き違う話を始めた。 「留美もいっていいよ。」 やっと彩那が口を開いた。 それと同時に振り向く留美。 「何があったの?」 そう聞くとまた黙りだす。 .
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加