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「黙ってちゃわからないでしょ?」
留美が続けた。
「…………私達、犯罪者なのかな…。」
肩を震わせながらそういった彩那。
留美は黙ってしまった。
だけど彩那は止まらなかった。
「どうして井戸なんかに落としたの!?今まで通り筆箱隠したり上靴に落書きしたり体操服汚したり机離したり…そんな事でよかったじゃん!!どうして…どうして井戸になんか落としたの?きっと死んじゃったよ!今頃行ったっていみないよ!!!」
彩那が大きめの声で言った。皆が留美を見る。
ザワザワとまたさわぎだす。
「彩那も同罪でしょ?アタシが白石の頭を抑えたとき足を持ち上げたのはだれ?彩那も手伝ったじゃない!一緒に笑ってたじゃない!!!」
留美も大きな声で言った。そしてまたこう言った。
「皆もだよ。井戸に落ちた白石をほって帰ったじゃない。みんな犯罪者だよ!」
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