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井戸の中は真っ暗で何も見えなかった。
留美が女の子の頭を抑え井戸につっこむ。
「やめてーーーーーー!!」
そういった瞬間留美の仲間が女の子の足をあげた。
そのまま女の子はバランスが取れずまっ逆さまに井戸の中へと落ちていった。
落ちた音がしなかった。
そんなことは気にもせず留美達はその場を去った。
落ちた女の子の名前は
白石 由麻。
「もういいかーい」
「もーいいよー」
留美達は井戸の近くのしげみに隠れそういった。
その声と同時に『鬼』が顔から手を離しさっきまでいた木の幹を背に前を向き皆を探しだす。
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