無魔の剣士VS理の剣帝

6/13
前へ
/174ページ
次へ
清水「それで?その知り合いの名前は?俺が知っている奴だったら、そいつを呼び出すか、そいつの所に案内してやるよ。」 だが内心でそんなことは、欠片も思っていない。 誠「いや、必要ない。」 清水「何故?」 誠「知り合いに会いに来たのはただの暇潰しでな、俺は暇さえ潰れてくれればいいわけだ。」 清水「それで?」 誠「見たところ清水は、かなり腕の立つ剣士だ。俺も剣をかじっていてな、一戦交えたいんだが…、どうだ?見たところ竹刀も2本あるようだしな。」 自分の思っていることを素直に伝えた。 清水「一戦交えるのはいいが、俺が二刀流とは思わないのか?」 誠「清水が二刀流だったとしても、そこに立て掛けてある竹刀を使えばいいだろう?」 先ほど清水が竹刀を立て掛けていた場所に指を指した。 清水「いつの間に…。」 驚いた顔で言った。
/174ページ

最初のコメントを投稿しよう!

970人が本棚に入れています
本棚に追加