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白神「この程度で、私をどうにかできると思ってるのかしら?」
砂は、白神に纏う前に静止させられる。
ヨルンガム「ガォ。」
次々と周りの砂が白神を纏おうと、白神に襲いかかる。
気づけば直径100mほどの、砂の球体ができあがる。
ヨルンガム「ガァ。」
それが直径50mまで圧縮され、砂が動き始める。
砂と砂は摩擦し、電気を生み出しほとばしる。
バリリリー、バリ、バリリ、バリー。
砂は黒こげになり、地面に落ちる。
ドサ、と白神が地面に打ち付けられる。
見ると、かなり出血していた。
ヨルンガムは白神に近づき丸飲みしようと口を開ける。
バキッ、という音がして、ヨルンガムが木に打ち付けられた。
白神「ちょっとー、痛いじゃない。」
頭から多量に血を流しながら笑顔で言う。
だがその笑顔は、目が1mmも笑っていなかった。
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