ホットカルーアミルク NU

2/3
前へ
/163ページ
次へ
「あれ作って」 「あれ?」 「あのネーミングセンスないやつ」 「…ホットカルーアミルク?」 「それそれ」 冠番組の収録以来 たっちゃんはあれがお気に入りのようです。 リビングでクッション抱き締めてカルーアカルーア♪とか 変な歌を歌ってる。 「あったっけなーカルーア…」 「ないなら買ってきて」 「この寒空で!鬼ですね竜也さん」 「嘘だよ、一緒に行ってやる」 「ありがとうございます そんな飲みたいの?」 「うん、なんかね 今あれがちょー飲みたい気分」 まあそんな質問は良いから 早く作れって感じですね。 幸い冷蔵庫にはカルーアが入ってた。 リビングのたっちゃんは 作ってとか言っておいて 少し眠たそうな顔してる気がする。 「俺できあがるまでに 寝ちゃうかも~」 「あともう少しだから」 「ゆーいちーはやくー」 「わかったわかった」 シナモンを振りかけて 急いでリビングへ持って行った。 足ばたばたさせてる。笑 「寒いの?」 「寒くないよ」 言いながらおいしそうな顔で たっちゃんはホットカルーアミルクを飲んでくれた。 俺は隣に座ってそれを眺める。 「おいしい?」 「うん、あったかい」 「俺にもちょうだい」 手を差し出すと たっちゃんはニッコリ微笑んで ホットカルーアミルクを少し口に含んだ。 あれ?この展開、まさか…! 「ン…!」 .
/163ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1042人が本棚に入れています
本棚に追加