サタンさん AK

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好きすぎておかしくなりそう。 今になってか、俺寂しいのか いや寂しくなんかないよ 別に。 離れてても平気だし じゃあ、何が俺をそんなに 「わかんない…」 「はい?」 「わかんねーなー…」 「かずー…?」 「わかんないわかんない」 フライパンの中の食材はもうちょうどいい色になっていたけど なんとなく気分的に もうちょっとジュージュー炒めてたかったから今日のメインデッシュはなんか、少しだけ茶色い気がする。 「茶色っ!」 「…あ、ごめんなさい」 っと言うか完全に茶色だったらしい。 「つーか、それより …なにがわかんねーの?」 「へ? あぁ、ううんなんでもないよ くだらないこと」 「ふーん… じゃ、食べよ」 「うん」 いや、くだらなくもないんだけどね そうそう案外ずっと気になっちゃうもんで こう言うのって。 「うま、色の割りには」 「うるせーよ」 「あ、今せっかく良い嫁になるって褒めてやろうと思ったのに」 ちくり。 こんなセリフで胸が痛くなるのはなんで。 分かりきってるハズなのに 「誰の嫁?」 「うーん、俺?」 後先考えずに生きてるから? それでも俺の期待通りだから。 好きすぎておかしくなりそう まただ、この感情。 「ねー」 「あー?」 「仁ってさ 好きすぎて自分が変になりそうとか思ったことある?」 「かずに対して? それならいつもー」 当たり前じゃん とも言わんばかりに ヘラって笑った顔。 力抜けたよ、やっぱ仁だ。 なんだよ 時間返せばーか END ――――――――― 半年ロスを目の前にして デレ期がきてしまったらしい 亀梨さんの話
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