health time AK

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「なぁー赤西」 「あー?」 「さみしーなー俺」 「だから?」 「添い寝してー」 ベッドに寝転んで天井を見上げると なんかむしょーに 寂しくなってきた。 俺、バカだから カーテンしめられて一人になったら 自分なにしてるんだろー、って 何故か怖くなって分かんなくなってさ。 「あ、赤西?」 冗談のつもりだったけど きっとこのままカーテンが 開かなかったら、俺は ガッカリしたに違いない。 ボフッ って音と同時に 赤西の匂いが鼻を掠めたから 俺の心臓は激しく高鳴った。 マジで、 添い寝してくれた…? 「…なんだよ 添い寝してほしいんだろ」 「マジでするとは思わなかったし…」 「飲んだら眠くなった」 「あっそ」 「人肌恋しくなった」 「…あっそ」 人肌恋しくなった、って… いつもより赤西の匂いが 至近距離に感じられて しかも何故か抱きまくらみたいに赤西の腕が絡められて 俺の心臓、バクバクなんだけど。 タバコじゃなくても 早死にしそう。 なんだよもう、 その気がないならそんなことすんじゃねぇよバカ西…。 そんなことを思う反面 心臓が口から出そうになって 顔を赤くして なにより幸せでたまらない 自分がいる。 この切なくて複雑で 今すぐにでも吐き出してしまいたい気持ち 知っているのは白いベッドと クリーム色のカーテンと 薬品の香り漂う保健室だけ。 「眠くなってきたー…」 「…寝れ、ば///」 俺を真っ赤にさせておいて 寝息を立て始めた 少し酒クサイ赤西だけが 絶対に知ることがないだろう つか、知られちゃいけないんだろうな。 この先もずっと。 だから今だけでも そばにいさせてほしい…。 END ―――――――― 学パロ書いちゃいました 亀梨君は、多分片思い 仁には多分彼女がいます (無駄に悲しい設定!)
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