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「仁ー?」
「んん?」
「何舐めてんのー?」
口をモゴモゴさせながら
飴の袋をひらひら。
何かなーって思って袋を覗きこんだその横に
にやりと笑みを浮かべた聖は
見なかった事にして良いのかな。
雑誌の撮影終わり、
差し入れの苺を口に入れて
俺は袋の文字を読んでみた。
「えっちがしたくなる飴…?
ってなにこれ!!」
「読んでみて、そこー」
「二人で1つの飴玉を舐めましょう…」
そう言うことかよ。
顔を上げると
な?いいだろ?
聖が言うから仁を一睨み。
…そんな飴舐めなくたって
仁いつもえっちしたがるじゃん。
「そう言うこと!」
「…なに」
舌を出すと唾液で光るピンクの飴玉、妙に綺麗に見えちゃって
…これ、赤西マジックだ。
仁には絶対に言わないけど。
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