花言葉 AK

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「その医学の神の赤西君は 和也君を愛していました 和也君も、赤西君を愛していました だから二人は仲良く …なんだっけ、そうだ 円盤投げ!円盤投げしてたの そしたらね、それを見て 焼きもちを焼く人がいました それは西風の神、上田君です」 「俺かよ!笑」 「お前だよ。笑 上田君は和也君を愛していたんです」 「えー!」 「ひどい、かめ 俺が嫌なの?」 「あ、いや…そんなんじゃ」 「上田うるさい! いいの、俺と亀梨は愛し合ってて上田は焼きもち焼いてたのね」 「はいはい」 「だからそこを邪魔してやろうと 西風の神、上田君は強い風を吹かせたのです。 そしたら、そのとき丁度 赤西君が円盤を投げたところで その円盤は意地悪上田君の風のせいで 和也君の頭を直撃しました」 「えぇっ!!!」 「ちょっと、俺悪者!!」 「赤西君は医学の神だから 一生懸命和也君を治そうとしたけど 和也君は死んじゃいました。 そのときに流れた和也君の大量の血によって、ヒヤシンスは生まれたのです。 っていうお話!」 満足げに話終えた赤西君は 手の平の土を払って立ち上がった。 赤西君が球根を植えたとこは 異様に盛り上がってて ちょっとだけ笑える。 「…それって、実話なの?」 「まさか! 俺は人殺しなんかしないよ!」 「や、だから 名前は仮だっつーの あーでも、最初の辺は合ってる、かも…」 .
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