花言葉 AK

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先生が教室に帰って良いって言うから 僕も立ち上がった。 隣では何故か気まずそうな顔をして 赤西君が目を掻いている。 「え、最初の辺? 本当にあったのっ?」 「あー いや、だから… 赤西君は、和也君を、愛していました… ってとこは…(もごもご)」 「へ?」 「や、ややややっぱ なんでもねー! 亀梨 おら教室戻るぞ」 「あ、うん?」 赤西君の後を追いかけて 僕も教室へ走った。 なんだろう、気になるな…。 でも、赤西君から教えてもらった話 面白かったな。 「両想い、確定!」 「え、えっ?!?!」 「言っちゃえば良いのに」 「そんな… む、無理だもん…」 たっちゃんに背中を叩かれ 赤西君の背中がぐんと近くなる。 両想いって、何を根拠に… けど僕は たっちゃんに邪魔されて 死にたくなんかないから ちゃんと言うよ。 「ばぁか、たしかにかめは好きだけど 邪魔なんかしないよ 頑張って」 「うん…、ありがと!」 ヒヤシンスが花を咲かす前に 勇気を振り絞って。 僕は、ヒヤシンスよりも ずっと前に植えた チューリップが好きだから。 それも赤いチューリップ 花言葉は、"愛の告白"。 END ――――――――― ギリシャ神話(^O^)/ ヒヤシンスの名前の元の美少年は同性愛者 美少年を愛してた医学の神は 両性愛者 また美少年を愛してた西風の神も同性愛者 ギリシャ神話では 同性愛者は美徳とされていたらしい(*´д`*)
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