ジャンキー AK

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これが愛か聞かれたら そうではない気がする。 なんて言うか そんな綺麗なモノじゃなくて 少なくともセックスの最中は。 もっと欲望にまみれてるし 安心するけど、不安になったり 「難しい顔してんなよ」 「…仁はエッチのあととか 不安になったりする?」 「んー?」 「俺、さっき言ったじゃん? 仁に離されたくないって すげー幸せだったあとに なんか、すげー不安になんの…」 「…そっか」 髪を撫でられてる手が止まって 仁がベッドの縁に寄りかかる様に体勢を起こした。 ヤク中みてぇ なんて笑いながら。 …たしかに。 「でもさーもしその幸せが ずっと続いて、普通に感じるようになったら寂しくねぇ?」 「うん…」 「ま、かずにはできれば …幸せでいてほしいけど」 そんなこと そっぽ向いて喋るから 少し笑えた。 俺、超わがままだけど 仁がそう思っててくれるなら。 愛とは何か やっぱり答えなんか分かってなかったよ。 けど、それが分かってしまったら 俺はこれから仁とずっと 一緒にいれない気がするんだ。 ありきたりだけど やっぱそれを追求するために 否、ない答えを追求するのが楽しいのが 仁と一緒にいる意味なのかもしれない。 まだ口に出したら 消えてしまいそうで怖いから ゆっくり仁に体を預けて。 「おやすみ…」 「ん、電気消すぞ」 また明日、おはようって 仁と朝が迎えられますように。 END ―――――――― 幸せ過ぎて不安になるって よくある、気がする なにもおこってないのに 不安を感じるのって無駄なこと なのかなー、と 考えるのは嫌いです かずくんベストジーニスト 中丸ベストサングラッサーww おめでとう(*´ω`*)
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