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「やろ…祐介くん…私、平気よ…これくらい…本当にキスするわけじゃないんだし…」
本当の事言うなら……
冗談じゃねーーーっ!
何が悲しくて、男と…
しかも祐介なんかと、こんな間接キスまがいなことやらなきゃいかんのじゃーっ!!
しかし…
俺と祐介は小学生からの友達だ……
祐介がどれだけいい奴か…俺はよく知っている…
このメガネ一味に祐介がバカにされるのは、どこか腹が立つのだ…
「祐介…やっと僕達の高校に入学できた、キミのレベルでは、その彼女はあまりに釣り合わないよ…いい加減に嘘だったことを認めて楽になるんだな?」
ククク…と笑いながらズレたメガネを直すメガネ。
その言葉になおさらムカッとする。
「祐介くんっ!私なら大丈夫だから!」
と言うと、祐介は優しく微笑んで、3人に頭を下げた。
「この人は…なにも関係ないんだ…関係ない人をこんなことさせたくない…」
「祐介…くん…」
メガネは鬼の首を取ったかのように大騒ぎする。
「ほらみろ!俺が言った通りじゃないか!キミの顔に学力じゃあ、北島さんのような彼女、釣り合わな過ぎるんだよっ!ハハハハ!」
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