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祐介は…
自分のメンツよりも…
初めて会った、俺…北島桜を思いやったのだ…
昔からそうだった…
不器用で…
優しくて…
バカな奴……
仕方ない………
俺はため息をつくと、ある覚悟を決めた……
「じゃあさ、北島さん!こんな学力低い祐介なんかほっておいて、俺達と遊ばない?」
と笑うメガネに俺は首を振る…
「私…祐介くんの…彼女ですから…」
「……桜…さん…?」
祐介が俺を見る…
「え?でも…祐介は…関係ない人って……」
メガネの言葉に笑って答える。
「もう~祐介くんったら、照れ屋だから人前じゃ、こんなこと出来ないんですよ~、ねー?祐介くん♪だからって、彼女を関係ない人扱いするなんて酷いなぁ~」
と言うと、みんなで祐介を見る。
「本当か?祐介…やっぱり北島さんはお前の恋人なのか?」
メガネの言葉に、何言えばいいのか分からない祐介。
「えっと…その~」
祐介に代わって俺が喋る。
「本当ですって。私、祐介くんの彼女です!」
ニコッと笑ってみせる。
「けど…ソーダも一緒に飲めなかったし…」
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