953人が本棚に入れています
本棚に追加
どうする?
まさかの事に頭がパニックになる。
よりにもよって、まさかこんなことになるなんて…
漫画や映画じゃああるまいし………
ん?
映画…?
……………………
「あああああああっ!映画忘れてたーーっ!!」
ガバッと慌ててベンチから立ち上がる。
「ごめんなさい!祐介くん!多分もう会うことないと思うけど、元気でね!私、待ち合わせがあるから!それじゃあ!」
「え!ちょっと!桜さん!?」
ダッシュで映画館に戻る俺…
正直、祐介どころじゃなかった…
公園では残された祐介がポツンと立っていた…
「結局……携帯も…どこの学校の人なのかも聞けなかったな…」
俺が消えて行った、公園の出口をずっと眺めている。
しかし、ニコッと笑うと…
「きっと…また会えるよね……桜さん…」
と呟く祐介だった。
最初のコメントを投稿しよう!