燃えて、フォーリンラブ

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日曜日。久しぶりに男の姿でいる俺… 朝から、俺専用のスタジオでは、3人の楽器と歌声が響き渡る…… 「よーし!少し休憩しよう!」 汗だくになった俺がタオルで顔の汗を拭きながら、スタジオの床に座る。 「そうね、朝からずっとだったもんね!あ、あたしサンドイッチ作ってきたんだよ、みんなで食べようよ!」 由希が、壁際に置いてあるバッグから、紙袋を取り出し、中から手作りのサンドイッチを出す。 「お!旨そうじゃん!由希、女の子らしいことできるんだぁ?」 「どういう意味よ!サンドイッチくらい作れます!」 アハハハハと笑い合う俺と由希。 今度はバッグから水筒を出してきて、用意してきた紙コップにお茶を入れてくれる由希。 「はい、静。」 ニコッと笑って、紙コップを出す由希にドキッとする… 「お、おう…」 あれ? 由希って、こんな可愛かったっけ? てか、高校生になってまだ数日しかたってないのに、随分女性ぽくなったような……… 久しぶりに会ったからかな? なんて、顔を赤くしながら、祐介の為にお茶を紙コップに注ぐ由希を横目でチラチラと見る……
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