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ノアがどうするか考えていると、
アリス「あなた達、少しは迷惑でないかを考えなさいな。」
人垣の向こうから声がした。
それと同時に人垣が割れ、その隙間を金髪を腰までのばし、リリと同じ髪型(髪の先がクルリとカールしている)と金色の瞳をした、絶世の美少女が歩いて来る。
ノア「アリス、何故ここに?」
ノアは驚き、質問した。
すると、アリスと呼ばれた少女は、
アリス「久しぶり。早くここから離れた方がいいわ。ついて来て。」
と早口で囁き、ノアの手を引っ張って、唖然としている群衆から連れ出した。
未だに唖然としている群衆を尻目に3人は早足で歩いて行く。どうやら、学園長室に向かっている様だ。
そして、人垣から見えなくなった所位からゆっくりと歩き始めた。
少しの間の沈黙をノアが破った。
ノア「アリス、助けてくれてありがとう。でも、いいいのか?王女様ともあろう人があんな事をして…。」
ノアとリリのピンチを救ってくれた少女は、アルフヘイム国王の娘。アリス・アルフヘイムであった
金色の髪と瞳は王家の証である。
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