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ノア「今日、お母様に何か話をする事があるのか?」
ノアが訝しげに聞くと、
アリス「何言ってるのよ。聞いて無いの?」
アリスは、少し驚きながら尋ねる
ノア「何を?」
ノアは少し困惑し始めた。それに対し、アリスは1回だけため息をつくと、
アリス「まあ、あなたに責任は無いし、聞いて無くても仕方ないか…。
今日の入学式で、私もあなたと一緒に入学する事は流石に知ってるわよね?」
ノア「当たり前だろ。」
ノアが、何故そんなに当然の事を聞くんだ?、という顔をしていると、
アリス「私は、入学試験の結果が、貴方の次に良かった。
これで分かるかしら?」
アリスの出したヒントに、
ノア「…。なるほどな。依頼を受けたのか?」
少し考えた後に答えを出し、問いかけた。
2人は、入学式での入学生代表の挨拶について話をしている。
入学生代表の挨拶は、入学試験で1番成績が良かった人が代表としてするのが普通だが、1番であったノアは学園からの依頼を断った。
だから、2番目に成績の良かったアリスに白羽の矢がたったのだ。
アリス「ええ、貴方の為にね。
今度、私の買い物にでも付き合ってよね。プレゼントでも期待しておくわ。」
ノアの問い掛けに満面の笑みで答えるアリスであった。
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