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高等部1年生とその保護者だけの入学式は、滞り無く進行していった。
途中までは…。
アリスは、入学生代表として、素晴らしい挨拶をした。
そして、例年通り、国王も挨拶に来てすぐに帰った。どうやら最近忙しい様だ。
その後に、各クラスの担任の先生が、IクラスからSクラスの順に紹介されていく。Aクラスまでは、坦々と紹介されていった。
が、
高等部校長「次に、Sクラスを担当する先生は、【花影の盾】。アレス・ガイア先生です。」
ノアは耳を疑い、式場に居た大勢の人達は騒ぎ出した。
無理も無い事である。【花影の盾】、アレス・ガイアはクロノス家の執事長で、昔はSSSランクとして名を馳せていた有名人である。
ノア(お父様の言っていたサプライズっていうのはこの事だったのか!?)
周りが騒ぎ立てる中、ノアは静かに考えを巡らせていた。
そして、いつの間にかアレスの挨拶が終わり、校長が入学式の終わりを告げていた。
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