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それを聞いたアリスは、苦笑いをしながら、
アリス「なるほどね~。でも、アレスさんもあなたの隣の人をもう少し考えた方が良かったんじゃない?」
ノアはその言葉を聞き、嫌々ながらも、さっきからしつこくノアに話しかけている隣の席の少年に顔を向け、口を開いた。
ノア「アリオン、少し静かにしないか。お前、入学式の前も先生に怒られてただろ?」
アリオンと呼ばれた少年は、金髪で、漆黒の瞳をしていた。
ノアがやっと振り向いてくれたので、アリオンは感激しながら、
アリオン「ノア様、幼い頃よりの私のご主人様、お久しぶりでございます。」
と、少し気味の悪い事を言い出した。
実は、アリオンは、ノアの幼なじみである。
ノア「俺は、お前を執事にした覚えは無いぞ。」
アリオン「何をおっしゃいますか。私の命は、貴方様に助けていだいた時から、貴方様のもの。貴方様の奴隷も同じ。」
アリオンは、幼い頃に魔物に襲われている所を、ノアに助けられた事があったのだ。
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