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見事に全問正解した生徒達。皆が早く帰れると喜んでいた。
その考えは間違っていなかった。
しかし、この後、アレスの言葉で喜びは最高頂に達する事になる。
アレス「見事に全問正解しましたね。流石はSクラスです。
それでは、もう帰っていいのですが、最後に連絡があります。
明日、Sクラスの皆でトーナメント戦を行います。
ちなみに、優勝者には、魔宝具・『クロノスの腕時計』(クロノ・ウォッチ)をプレゼントしますよ。」
最後の言葉がノアに聞こえたと同時に、教室が爆発した…かと思われる程の歓声に包まれた。
そして、ノアは、全てを理解した。
ノア(そうか…。お父様のおっしゃっていた、『サプライズプレゼント』というのはこの事だったのか。)
アリスに話し掛けられた。
アリス「ねえ、あの魔宝具って、クロノス家の家宝の1つよね?」
ノアはそれを聞き、アリスに向かって苦虫を噛み潰した様な顔をしながら、
ノア「ああ。多分、これは、お父様と御祖父様からの入学祝いだな。」
と、静かに呟いた。
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