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「未莉ちゃん!!明日暇?」
再びこちらに顔を向けた未莉ちゃん。
何も言わないけど、目が言っている。
―――何で―――って。
「未莉ちゃん、この町はじめてでしょ。まだわかんないことばっかだと思うし、用事がないようだったら案内したいなぁって」
「・・・・・・いいの?」
躊躇うように聞いてくる未莉ちゃん。
「もちろん!!」
「ありがとう」
未莉ちゃんが微笑む。
あ、笑うと大人っぽい雰囲気が崩れた。
こんな表情も出来るんだ。
そう思ったときチャイムが鳴った。
「任務開始」
チャイムに紛れた未莉の呟きは誰にも聞こえなかった。
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