プロローグ:始まりの1日

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「力を持った人がこの状態を作ったとしてですが…もしそれが1人で行ったことだったら、相当強い力の持ち主ですよね?」 ゆっくりと頷く男性は言った。 「少なくともここにいる3人よりは遥かに強いだろうね」 沈黙が流れる。 「とにかく力の発生源を探しましょう」 しばらくして発せられた青年の言葉に2人は同意した。 物音ひとつしない町。 3人は歩き、時々立ち止まっては力の気配を探っていた。 そして、一軒の家に辿り着いた。
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