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しかし、怪人はひるむどころか奇声をあげ、和也めがけて炎を吐き出した。
和也は成す術もなくまともに炎を食らい、人形のように倒れた。
「俺は、これで死ぬのか…」
そう思った矢先突然、和也の体を眩い光が包み込んだ。
「なんだ…、一体」
薄れゆく意識のなか、和也の目の前に突然老人が現れ和也に語りかけた。
「お主はまだ、死んではならぬ。生きて人々を守り抜き、この世界を闇から救うのじゃ」
老人はそう言うと、和也に狼の刻印が刻まれたベルトを渡した。
「そのベルトは悪の力に立ち向かうための正義の戦士に与えられる魂のベルトじゃ。それを身に付ければ武の魂がお主に悪に打ち勝つ力を与えてくれる。さあ、ベルトを身に付け、戦うのだ!若き戦士よ。」
老人はそう言って光と共に姿を消した。
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