16人が本棚に入れています
本棚に追加
見知らぬ白髪男に話しかけられた。
…あら、イケメン。
タイプど真ん中…ってオイコラ自分。
ってか…こないだの?…何それ。
……あァ。もしかしてアレか、ナンパ?
「ちょっと、アンタナンパ?あたしそんな安くねーから。残念でしたァ」
銀「はァ?誰が?誰に」
「アンタが、あたしに」
他に何があるってのよ?
どうやら私の意図は伝わったらしいが…
銀「ぶっ…ぶははは!!あり得ねー!!!」
…何故爆笑!?
「は?こっちがワケわかんないわよ!何なのアンタ!」
銀「あ、俺?万事屋です。覚えてねーみてーだけど昨日泥酔したオメーを介抱してやったのも俺だぞコノヤロー」
「よろず、や?…!!」
“うぅ…もう一杯ィ”
“もうやめときなっ嬢ちゃん”
“うるせー!オジサン、わたしとコイツ(酒)は恋人なんだよォ!”
“…ぶふっ酒が恋人って、テメーオヤジか?”
“んだとコ…ん?あんた誰よ”
“おお銀さん!この子家まで送ってってやってよ。アンタ万事屋だろ”
“え、何それ襲っちゃっていいの”
“んなことしてみろテメーの頭禿げ散らかすぞ”
…あ。
銀「思い出したみてーだな」
「…イエ。ヒトチガイデハアリマセンカ?」
銀「何でカタコト?…とにかく、これからテメーは俺の依頼人だ。よろしくう」
「…は?」
*
最初のコメントを投稿しよう!