銀色のマダオ

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見知らぬ白髪男に話しかけられた。 …あら、イケメン。 タイプど真ん中…ってオイコラ自分。 ってか…こないだの?…何それ。 ……あァ。もしかしてアレか、ナンパ? 「ちょっと、アンタナンパ?あたしそんな安くねーから。残念でしたァ」 銀「はァ?誰が?誰に」 「アンタが、あたしに」 他に何があるってのよ? どうやら私の意図は伝わったらしいが… 銀「ぶっ…ぶははは!!あり得ねー!!!」 …何故爆笑!? 「は?こっちがワケわかんないわよ!何なのアンタ!」 銀「あ、俺?万事屋です。覚えてねーみてーだけど昨日泥酔したオメーを介抱してやったのも俺だぞコノヤロー」 「よろず、や?…!!」 “うぅ…もう一杯ィ” “もうやめときなっ嬢ちゃん” “うるせー!オジサン、わたしとコイツ(酒)は恋人なんだよォ!” “…ぶふっ酒が恋人って、テメーオヤジか?” “んだとコ…ん?あんた誰よ” “おお銀さん!この子家まで送ってってやってよ。アンタ万事屋だろ” “え、何それ襲っちゃっていいの” “んなことしてみろテメーの頭禿げ散らかすぞ” …あ。 銀「思い出したみてーだな」 「…イエ。ヒトチガイデハアリマセンカ?」 銀「何でカタコト?…とにかく、これからテメーは俺の依頼人だ。よろしくう」 「…は?」 *
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