Helloween Love

8/21

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
いつも通りに授業を受けた。前のヤツは寝ていたり、ケータイをいじったり、PSPをやったりと相変わらずバカだった。 そして、昼休みになった。 「んで黒井、朝の話の続きだ。お前はこのままでいいのか?」 俺と机を向き合って昼飯を食っている山本は言ってきた。 「何がだよ?」 「美春ちゃんのことだよ!!」 またその話か…… 別に山本には関係無い事だろ…… 「お前には関係無いだろ」 「黒井……想像してみろ? 美春ちゃんがお前じゃない他の男といるところを……」 ……どうしたんだ? こいつ? 「今は十月が終わりそうなぐらいだけど……もう二年生の終わりも近いんだぞ? 受験だって本格的になるし……その前に遊んでおきたいもんだろ? それで……美春ちゃんは……クリスマスの日に他の男と遊んで……その夜は……」 ガタン!! 俺は思い切り立ち上がり、山本に顔を近づけて聞いた。 「山本!! そっ……!! それはあり得ることなのか?」 「十分あり得る、美春ちゃんのスペックなら。」 ……!!
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加