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いつも通りに授業を受けた。前のヤツは寝ていたり、ケータイをいじったり、PSPをやったりと相変わらずバカだった。
そして、昼休みになった。
「んで黒井、朝の話の続きだ。お前はこのままでいいのか?」
俺と机を向き合って昼飯を食っている山本は言ってきた。
「何がだよ?」
「美春ちゃんのことだよ!!」
またその話か……
別に山本には関係無い事だろ……
「お前には関係無いだろ」
「黒井……想像してみろ? 美春ちゃんがお前じゃない他の男といるところを……」
……どうしたんだ? こいつ?
「今は十月が終わりそうなぐらいだけど……もう二年生の終わりも近いんだぞ? 受験だって本格的になるし……その前に遊んでおきたいもんだろ? それで……美春ちゃんは……クリスマスの日に他の男と遊んで……その夜は……」
ガタン!!
俺は思い切り立ち上がり、山本に顔を近づけて聞いた。
「山本!! そっ……!! それはあり得ることなのか?」
「十分あり得る、美春ちゃんのスペックなら。」
……!!
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