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家に着いても祥悟はあの女性のことが頭から離れないでいた。
達雄には気づかれなかったが、周りから見ても様子がおかしかっただろう。と、祥悟は思っていた。
祥悟は自分でもビックリしていた。
あんな感覚は人生の中で無かった。
彼女から何か直感的な物を感じたような気がした。
彼女を心の奥から抱きしめたい。
そんな思いが祥悟の頭から消えることは無かった。
結局祥悟は夜、一睡も出来なかった。
――――そう。
これは祥悟の運命を変える、祥悟とその女性との「最初の出会い」だったのである。
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