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祥悟は一睡も出来なかったが、全く眠気を感じなかった。
彼女に会えないことはわかっているが、もしかしたら。と、どこか心の片隅で思っている自分がいた。
祥悟はいつも通りの食事を済ませ、スーツに着替えた。
実際、自分は開発が中心なので職場に行くとすぐに作業着に着替えることになる。
マンションの階段を足早に降りて行き、駅に向かって歩いて行った。
駅に着くと、すぐさま辺りを見渡した。
昨日祥悟が見た女性はいなかった。
いるわけないよな。と、心の中で呟き、深いため息をついた。
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