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「とカッコつけたのはいいけど……。」
やっぱり傷ついた足で走るのは無理で30メートル位の芝生にずっ転けた。
「さぁ、もう一度助けに行きましょう!」
翔子が『しょうがないわね』といった表情で声をかける。
ずっ転けた“天使”はその場を動かずただ透き通る瞳から雫を落としてた。
「もう一度言いますよ。私に関わりを持つと大変なことになるんです。だから……。」
俺は正直思った。
「羽根目立つからどこ行ってもバレるぞ。」
あっ声に出ちまった。
「………。アンタね、空気読みなさいよ。」
「四方君、君の度胸という名の“ライフスタイル”に敬服するよ。」
あぁーやっちまった。翔子と小野寺はしれっとした目でこちらを見る。“天使”はますますピヨピヨと泣く。
そんな俺が作り上げた“アットホーム”な空気(?)をぶち壊したのは、近くのデカい研究所で(放射性科学がどうたら~♪)と時間置いて街全体をアナウンスしている元凶の制服を着た奴ら約3名。
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